フリーアナウンサーの新井恵理那さんが10月18日、自身のインスタグラムを更新し、自身に関する週刊誌の報道について「間違った内容も多くとても不快に思っています」などと心境をつづった。その内容に反響が広がっている。
週刊誌による過剰かつ執拗な撮影行為や報道に頭を悩ます著名人は少なくない。
新井さんの投稿は著名人に対する過剰な撮影行為に対する問題提起にもなっているが、過去にも声をあげた著名人はいる。
過剰かつ執拗な撮影は「乗り越えるべき試練」か
新井さんはインスタグラムで「現在、わたしの個人的なことで不快に思われた方に対しては、申し訳ありません」と報道について謝罪した上で、「あたたかい言葉を下さる方が多く、とても救われています。ありがとうございます」と記した。
続けて、「今回のことは盗撮されて勝手に書かれたもので、わたしとしては怖いです。お相手のこともありますし、間違った内容も多くとても不快に思っています」とし、盗撮という言葉を用いていた。
最後は「乗り越えるべき試練と思って、これまで通り公私とも頑張ろうと思います。よろしくお願いします」と自身が感じた恐怖などを率直に綴っていた。
新井さんをめぐっては、18日に週刊誌『FLASH』(光文社)のWebサイト「SmartFLASH」が新井さんと1人の男性との生活に関する情報を複数枚の写真付きで伝えていた。
新井さんのSNS投稿について、一部のメディアは「交際報道に不快感」などと報じていたが、本当にそれだけでいいのか。著名人に恐怖感を抱かせるほどの過剰かつ執拗な撮影行為それ自体が問題という見方もある。
実際にSNSでは「盗撮行為がまかり通ることがあり得ない」などという怒りの声も少なくない。
福山雅治さん「黙っているということはできない」
週刊誌による過剰な報道や撮影行為に頭を悩ます著名人は少なくない。実際にSNSやメディアを通じて自身の言葉で伝える人もいる。
俳優の賀来賢人さんは2020年4月、Twitterで「何回でも言いますが、盗撮は犯罪じゃないですかね??」とツイート。21年5月にはインスタグラムで以下のように綴った。
「FRIDAYさん、とか女性自身さんとか、週刊女性さんとか、盗撮するのは100万歩譲って許します。しかし、もし次、私の子供を盗撮した記事を例えモザイクをつけたとしても、載せた場合、私は本当に怒ります。もうやめてくれませんか?一応、言うのはこれで最後にします」
この他、歌手で俳優の福山雅治さんは2021年7月、写真週刊誌に自身の子どもの写真が掲載されたことについて自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で言及し、「黙っておくことができない」などと自身の考えを伝えた。
ORICON NEWSによると、福山さんは番組で「子どもの写真を撮られるということにおいて、そして、それが掲載されるということ、かつ販売物となって世の中に出ていくということにおいて、黙っているということはできない」と伝えたという。
続けて、「芸能人の場合は『報道の自由』の名のもとに、これは掲載されてしまうんです。裁判もできるんですが、するとかしないとか、そういうことではなく、芸能人だからって、この先何年も黙って過ごさなきゃいけないのは、それは違うなと思った」などと言及していた。