突然、生理になってしまった...。
多くの女性が体験したことがあるであろうこの状況。新幹線の乗務員さんによる「神対応」がTwitter上で話題になっています。
投稿主のゆきさん( @yukikinoki_2011 )は「#接客業であったすごい店員」というハッシュタグと共に自身の体験をつづりました。
「店員じゃないけど、新幹線内で私物の生理用品をくれた女性乗務員さん。車内販売はないんです、と申し訳なさそう教えてくれた後に、わざわざ席まで来て紙に包んだものをくださった。『よかったら』と。お礼を言うしかできなかった」
ツイートには10月13日現在、3万7千件を超える“いいね”がつき、「私もまったく同じ経験がある」「紙に包んでくれる気遣いすごい」「素敵なお話」などと多くのコメントが寄せられました。
■すごく印象に残っている出来事
ハフポスト日本版では、このツイートを投稿したゆきさんに当時の状況を取材しました。
18年ほど前、東京〜仙台間の新幹線に乗っていたゆきさん。
乗車してすぐのことで「目的地まではまだかかるのにどうしよう」と焦ってしまいます。生理用品の車内販売をしていないことは薄々予想しながらも、一縷の望みをかけて、車内販売のタイミングで女性乗務員さんに聞いてみることに。しかしお互いに小声になり、乗務員さんも申し訳なさそうな雰囲気になってしまいました。
無いものは仕方ないと諦めていたところ、ゆきさんの席へ戻ってきたのは先ほどの乗務員さん。小声で「よかったら使ってください!」と紙で包んだ生理用品を渡して、すぐに立ち去りました。有難かったのに、しっかりとお礼を言えなかったことが当時から心残りだったといいます。
ゆきさんにとってこの出来事は、今でもすごく印象に残っているそうです。
ツイートを見た人の中には「誰かの役に立つかもしれないと考えるようになり、常に持ち歩こうと思いました」とつづる人も。
Twitterでの多くの反響に関してゆきさんは、「生理用品のことでここまで反応があると思わなかったので驚いています。素敵な乗務員さんへの沢山の“いいね”が、ご本人や、同じように親切にしてくださった方に届くといいなと思います」と話しました。