9月30日〜10月2日にさいたまスーパーアリーナで行われた世界最高峰のバスケットボールリーグNBAの『Japan Games 2022』。日本のファンによる観戦中の静かすぎる一幕が「ゴルフみたい」とアメリカで話題になっている。
『Japan Games 2022』では、ゴールデンステート・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズが対戦。観戦スタイルが話題になったきっかけは、「NBCスポーツ・ベイエリア」でウォリアーズのレポーターを務めるケリス・バークさんが10月2日、Twitterに投稿した動画だった。
動画はウォリアーズのジェームズ・ワイズマン選手がフリースローを放つ場面のもので、アナウンスやBGMが消えると会場の静かさが際立つ。ボールがリングを通る「シュッ」という音も聞こえてくるほどだ。一度は拍手が起こるものの、2本目のシュート前には再び静かになる。選手の息遣いも聞こえそうだ。
バークさんは「このゲームを日本で観戦したことを忘れないでしょう。フリースローの時にどれだけ静かだったか」とコメントを添えた。
NBAなどのバスケの試合では、フリースローを行う際に敵チームのファンが音を出すなどして注意をそらそうとする文化がある。そのためこの静けさは衝撃的だったようで、ツイートにはアメリカ国内から多くの反応が寄せられた。今回は海外開催のため、明確なホーム・アウェイがなかったことが影響しているのかもしれない。
「ゴルフ?」「テニスの試合みたい」「バスケの試合?それともオペラ?」など、他の場面に例える人もいるほか、「日本人はスポーツイベントでもルールを守っている」「すごく変わってるけど、クール!」「礼儀正しい」と称賛する声も。「声援よりこっちの方が気になる」と、静けさが逆にプレッシャーになるのではないかというコメントもあった。
『Japan Games2022』では感染対策として、観戦時の「大きな声で歌を歌う、大きな声を出しての応援、指笛」が禁止されていた。それでもフリースロー以外のシーンは、歓声や拍手など大きな盛り上がりをみせていた。
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