映画『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』で主演を務めたイギリスの人気俳優、トム・ハーディさんがブラジリアン柔術の大会にサプライズで出場し、優勝を果たしていた。
ハーディさんは9月22日に自身のインスタグラムを更新し、道着姿のモノクロ写真を投稿。
依存症やメンタルヘルスが自身にとって身近なものであり、トレーニングが支えになっていることを明かした。
本名で出場、主催者「本当にナイスガイ」
ハーディさんは9月17日にイギリスのミルトン・キーンズで開かれたブラジリアン柔術の大会に出場し、エントリーした部門で優勝した。
英紙ガーディアンによると、本名のエドワード・ハーディで出場したが、多くの人が彼のことに気づき、写真を一緒に撮っていたという。
地元紙ミルトン・キーンズ・シティズンによると、大会主催者の広報は同紙の取材に「本当にナイスガイだった」とコメントした。
大会主催者のインスタグラムは、迫力ある険しい顔つきで戦うハーディさんの写真を複数枚投稿し、感謝をつづった。
ハーディさんは、重いけがを負った人やPTSD、うつ病の人たちに、柔術を教える非営利団体「REORG」の理事を務める。精神的・肉体的な困難を抱える退役軍人らも、治療のひとつとして柔術に取り組む。
ハーディさんは、この大会にもREORGの一員として参加した。
インスタグラムでは「依存は、メンタルヘルスと同様、難しく複雑な問題です。このテーマは、私にとって個人的に深く、非常に身近なものなのです」と書き出したハーディさん。
REORGに関わっていることを光栄に思っていると記し、シンプルなトレーニングが回復力や穏やかさ、幸福感を深めるための鍵になっていると言及。「私の人生やチームメイトに与えた影響は計り知れないものがあります」とつづった。
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