ウクライナの都市ハルキウにある動物園から逃げ出したチンパンジー。
雨が降るとまさかの行動を取り、その姿をとらえた動画が話題になっている。
ジャーナリストのハンナ・リウバコワ氏が9月6日、Twitterに「チンパンジーが動物園から逃げ出した。動物園の従業員が戻ってくるよう説得しようとしている間、チンパンジーは街を歩き回っていた」とつづり、その様子をとらえた動画を投稿した。
動画の中でチンパンジーは、街を歩き回り広場で座り込んだ。飼育員が動物園へ戻ることを説得しているように見えるが、動こうとしない。
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しかし、雨が降り出すと自ら飼育員の方へ走り出し、黄色のレインコートを着せてもらった。
そして、まるで戻ることを承諾したかのように飼育員とハグを交わした。
The Guardianによると、逃げ出したのはウクライナのハルキウにある動物園のチンパンジー「チチ」。
ロシア軍がウクライナに侵攻を開始して以降、大きな被害を受けた「フェルドマン・エコパーク」から、現在の動物園に移ってきた。
脱走後、チチは保護され自転車に乗せられながら動物園へ戻っていった。動物園の園長が無事に戻ってきたことを報告した。
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この動画は反響を呼び、砲撃にさらされている都市に、束の間ながら微笑ましい話題を提供した。
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