秋の「アレルギー」といえば、花粉症を想像する方も多いかもしれません。
しかし、消臭剤や防虫剤などを製造する「エステー」は、「実は秋に発症しやすいアレルギー」として、「ダニアレルギー」への対策を呼びかけています。
エステーが専門家と2022年7月に作成した、ダニ対策をまとめたガイド「正しいダニの知識とダニ対策の基本」によると、家で繁殖するダニの数は、梅雨から夏に向かってピークを迎え、秋になると減っていくといいます。
一方で、「『ダニアレルギー』は、夏に増えたダニの死骸がたまる秋に症状が重くなるケースが少なくありません。台風や気圧の変化など、気候の影響もありますが、秋になるまでにしっかりとダニ対策を行うことが大切です」と指摘しています。
また、アレルギー専門医の話として、「喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎を発症する人のうち、およそ7割はダニが原因だと言われています」と紹介。そのメカニズムについて、「ダニのフンや死骸などがアレルゲンとなり、異物を排除しようとする人の免疫が過剰反応することで、自分の身体を傷つけてしまう」と解説しています。
ダニ対策、どうしたらいい?
では、どう対策をしたらいいのでしょうか。
ガイドでは、まず大切なのはアレルギーにならないようにする「一次予防」で、ダニを減らしたり、鼻や気道を良好な状態に保ったりすることが基本だと指摘しています。
アレルギーになった人が喘息などの症状を発症しないようにする「二次予防」としては、ダニを増やさないために換気や掃除でダニが住みづらい環境をつくることが大事だと紹介しています。
有効なダニ対策として、イラストつきで大きく4点を挙げています。
①ダニを住みにくくする最大の対策は「乾燥」
②シーツや衣類はこまめに洗ってダニを取り除き、清潔な状態に
③ソファや椅子は掃除機でダニの死骸を取り除く
④ダニ対策アイテムを上手に使う
対策を知り、快適な暮らしにつなげたいですね。
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