フランスの海岸に作られた巨大な芸術作品が「リヴァイアサンの亡骸かと思った」「第3の使徒」などと日本のSNSで話題になっている。
海中から陸地に向けて進もうとしているようにも見える大蛇の骨格のようなモニュメントは、中国出身の作家が2012年の芸術祭に合わせて作ったものだ。
「フランスのビーチにある金属製の彫刻がセンス良すぎる」という文言とともにツイートされたのは、何本もの肋骨のような骨が剥き出しになった、大蛇の骨格のようなモニュメント。この投稿には10万以上の「いいね」がつき、「実在するの?」といった反応などが寄せられた。
このモニュメントは中国出身のアーティスト、黄永砯(ホアン・ヨンピン)さんが2012年、フランスの芸術祭に合わせて制作したものだ。フランス西部のサン・ブルヴァン・レ・パンの海岸に設置され、作品名は「Serpent d’ocean(海の蛇)」だ。
ハフポスト日本版が使用ライセンスを得ている画像には、作品のそばを歩いて通り過ぎる人や、子供がその大きな口に手をかける様子が一緒に映っていて、作品の大きさや迫力が伝わってくる。
アメリカのフランス大使館もこの作品を写真付きで紹介していて、「蛇が苦手な人にはサン・ブルヴァン・レ・パンの『Serpent d’ocean』は不向きでしょう!黄永砯さんが制作したアルミニウム製の作品は、潮の満ち引きや太陽の角度によって躍動感を与えられながら、フランスの海岸に出没しています」としている。
黄永砯さんは2019年に65歳で亡くなっている。
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