日本中どこに住んでいても、台風や大雨、地震などの災害が心配ない場所はありません。
災害が差し迫って時間的猶予のないとき等に備えて、非常用持ち出し袋を用意しておくと安心です。チェックリストを参考に準備し、日頃から内容や賞味期限等を確認しておきましょう。
基本的な非常用持ち出し袋の中身
□水
□食品(ご飯、レトルト食品、ビスケット等)
□防災用ヘルメット・防災ずきん
□衣類・下着
□レインウェア
□ブランケット
□軍手
□タオル
□ビニール袋(大小)
□紐なしのズック靴
□使い捨てカイロ
□救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬、マスク、体温計等)
□薬剤情報提供書のコピー
□健康保険証のコピー
□ティッシュ・ウェットティッシュ
□洗面用具
□歯ブラシ・歯磨き粉
□懐中電灯
□携帯ラジオ
□予備電池
□携帯充電器・モバイルバッテリー
□マッチ・ろうそく
□ペン・ノート
この他にも子どもや高齢者などの家族構成にあわせて、ミルクやほ乳瓶、おむつ、生理用品など、日常生活で必要なものを入れておきましょう。
持ち出し時には貴重品もお忘れなく
このような備蓄品を用意しておくのに加え、持ち出し時には貴重品等の持ち出し品も忘れないようにしておきましょう。
□現金
□運転免許証等
□メガネ・コンタクトレンズ
□持病薬
□携帯電話・スマートフォン
新型コロナウイルスの感染症対策も
コロナ禍のもとでの避難の際にはどのような点に注意するべきか、横浜鶴見リハビリテーション病院(神奈川県横浜市)の吉田勝明院長はこう話します。
「新型コロナウイルスは、感染していても無症状のまま、気づかぬうちにウイルスが蔓延(まんえん)してしまうことがあるので、常に感染の可能性を意識して、避難生活を送る必要があります。できる限り感染リスクを減らすためにも、消毒液、マスク、専用の体温計、記録用のノートと筆記具などを持参するようにしましょう。
もちろん避難生活のなかでは、新型コロナウイルス以外の疾病や食中毒などへの注意も必要です。家庭での常備薬のほか、下足袋やゴミ袋、吐いたときに使えるビニール袋(レジ袋もOK)を余分に持参すると安心です」(吉田先生)
救急用品・衛生用品の選定時にはこれらも考慮すると良いでしょう。
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