第104回全国高等学校野球選手権大会は8月22日、午後2時から決勝が行われる。仙台育英(宮城)と下関国際(山口)が対戦し、勝てばどちらも初優勝となる。
夏の甲子園で東北勢の優勝はなく、東北からは仙台育英への期待の声も高まっている。仙台育英は2015年の決勝で東海大相模に敗れ準優勝だった。優勝旗はついに「白河の関」を越えるのか。
一方の初の決勝進出となる下関国際は準々決勝で大阪桐蔭、準決勝で近江を破り、勢いに乗っている。
テレビ放送時間と視聴方法は?
甲子園決勝の模様はテレビで放送される。放送時間は以下の通りだ。
午後1時50分から
解説:大矢正成さん、実況は坂梨哲士アナウンサー
【BS朝日(4K)】
午後1時55分から
ゲスト:渡辺元智さん(横浜高校元監督)、斎藤佑樹さん
実況は山下剛アナウンサー
仙台育英と下関国際、注目は?
5人投手の継投で勝ち上がってきた仙台育英。準々決勝では6-2で愛工大名電(愛知)を下し、東北対決となった準決勝は18-4と聖光学院(福島)を打力で圧倒した。
加えて、準決勝ではエースナンバー「1」を背負う古川翼(3年)と、左腕の斎藤蓉(3年)を温存することに成功。良い状態で決勝に臨むとみられる。高い総合力で相手を迎え撃つ。
─仙台育英、今大会の決勝までの歩み─
2回戦:10-0 鳥取商(鳥取)
3回戦:5-4 明秀日立(茨城)
準々決勝:6-2 愛工大名電(愛知)
準決勝:18-4 聖光学院(福島)
決勝進出は2015年以来。当時は東海大相模(神奈川)に6-10で敗れた。
一方、準々決勝で大阪桐蔭、準決勝で近江を破った下関国際。投手陣は左腕の古賀康誠(3年)が先発し、仲井慎(3年)に繋ぐ必勝の継投パターンを確立している。この形に決勝でも繋げるかが鍵となる。
─下関国際、今大会の決勝までの歩み─
2回戦:5-0 富島(宮崎)
3回戦:9-3 浜田(島根)
準々決勝:5-4 大阪桐蔭(大阪)
準決勝:8-2 近江(滋賀)
決勝進出は初。勝てば山口県勢では64年ぶりの夏制覇。