女子ゴルフのアマチュア最高峰と言われるゴルフの全米女子アマチュア選手権で8月14日、17歳の高校生、馬場咲希選手が優勝した。1985年の服部道子さん以来、37年ぶりの快挙となった。会場はシアトル郊外のチェンバースベイ。
馬場選手のキャディーを務めたボー・ブラッシャートさんがインタビューで、キャリアや経験の浅い馬場選手が優勝できた理由を問われ「いい質問だね」と切り返す場面があった。
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どんなやりとりだったのか。
インタビュアーは「成熟度レベルで言えば彼女はまだ17歳で、たった3度目の全米ゴルフ協会主催大会にもかかわらず、彼女にとって初の全米女子アマチュア選手権で優勝しました」と前置きした上で、「(優勝は)どのようにして成し遂げられたのでしょうか?」と尋ねた。
キャディーのブラッシャートさんは「それは良い質問ですね」と笑みを浮かべながら、次のように答えた。
「彼女は偉大な選手です。以前述べた様に冷静さというか落ち着きがあります。
彼女は積極的にピンを狙い、全く恐れがありませんでした。そして一週間を通して驚異的なプレーをしました。また先程話したように、11日(3回戦)からは私たちの間に信頼関係が生まれ、その日の朝、彼女はいくつかのバンカーショット成功させ、自信をつけてきました。
そして見ていても明らかなように、この一週間はとても楽しく、見応えのあるものだったと思います」