猛暑日が続き、全国各地で40度を超える地域も出てきました。自宅や職場でエアコンを使用する際、気になるのが節電。少しでも電気代を抑えたいという人も多いのではないでしょうか。
エアコンの「フィルター掃除」や「室外機周辺の片付け」によって、節電できると聞いたことがある人も多いかもしれません。
実際、どれだけ効果があるのでしょうか。空調メーカー・ダイキン工業がエアコンを使った実験を行い、その結果を公表しました。
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◆フィルター掃除で、電気代はどれだけ節約できる?
実験は「2010年以前に製造されたエアコンを所有する家庭が32.8%」といった使用実態データを考慮し、多くの家庭で使われている10年以上前のエアコンと、約3年分のホコリが溜まったフィルターを用いて行ったといいます。
エアコンの「フィルター掃除」をした場合としなかった場合で、それぞれ日中9時間(9:00~18:00)、エアコンをつけっぱなしにして消費電力量を計測し、1か月あたりの電気料金とCO2排出量を調査したといいます。
実験の結果、「フィルター掃除」をした場合、しなかった場合と比べて約5割(48.9%)のムダな消費電力量を削減。電気料金は800円、CO2排出量は11.7kg削減できることが判明しました。
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◆室外機の片付けで、どれくらい節電できる?
また「フィルター掃除」に加えて「室外機周辺の片付け」を実施した場合、しなかった場合と比較して「105.1%のムダな消費電力量を削減、1か月あたりの電気料金は1,720円、CO2排出量は25.2kg削減できる」ということがわかったといいます。以上の結果から、ダイキンは「エアコンのフィルター掃除だけでなく、室外機周辺に障害物がないかについても一度確認してみることをおすすめします」としています。