フランスのセーヌ川で、「シロイルカ」が目撃されている。
BBCによると、このシロイルカは、8月2日にパリから北に約70キロ離れたところで最初に目撃された。その後も迷い込んだままで、健康状態が懸念されている。
ABC Newsは、フランスの環境保護団体がこのシロイルカにエサを与えようと懸命に取り組んでいるものの、受け付けていないと報じている。
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ABC Newsが公式Twitterに投稿した動画からは、瘦せ細った体でセーヌ川をゆっくりと泳ぐ様子がわかる。
BBCによると、救助隊はこれまで、冷凍ニシンや生きたマスなどを与えようとしてきたが、どちらも食べていないようで、ビタミンを投与しようとしているという。救助隊は、シロイルカに本来の生息地である北極圏まで泳いで戻ってもらうことを期待している。
また、専門家の話として、なぜ本来の生息地の冷たい海から遠く離れた場所に迷い込んでしまったのか、不可解だと報じている。
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シロイルカは秋になると氷が張るため、エサを求めて南下することがあるが、これほど遠く離れることは珍しいという。ノルマンディー地方のセーヌ川では5月、死んでいるシャチも発見されている。