三谷幸喜さんが勧める「読書感想文」の書き方。「子どもの頃知りたかった」と反響呼ぶ

夏休みの宿題の定番である「読書感想文」。脚本家の三谷幸喜さんが、2つのポイントを明かしました。
三谷幸喜さん(2017年10月25日撮影)
三谷幸喜さん(2017年10月25日撮影)
時事通信社

楽しい夏休みの一方で、やらなきゃいけない「宿題」…。

その定番である「読書感想文」について、脚本家の三谷幸喜さんが紹介した「2つのポイント」が話題になっている。 

三谷さんは8月6日に出演したTBS系『情報7daysニュースキャスター』の冒頭、夏休みの読書感想文のアドバイスについて求められ、こう語った。

「僕も大っ嫌いだったんですよ。作文は好きなんですけども、読書感想文となると、何書いていいかわからないし、あらすじとかも面倒くさいしなんでこんなことを書かなきゃいけないんだと思って…」 

その上で、三谷さんが語った読書感想文のポイントは2つ。

①あらすじは不要

②「どう思ったか?」ではなく「どう変わったか?」

①の「あらすじは不要」については、「どうしても(あらすじを)書かなきゃいけないっていう思いがあると思うんですけど、それがめんどくさいので。書いちゃいけないとは言わないけども、そんなの本当は必要ない。どうしても必要だったら書けばいい」と説明した。

あらすじよりも大事なこととして、具体的に書くために、「これを読んで、自分が何が変わったか。読む前と読んだ後でどんな変化が自分にあったか、なかったか。自分に落とし込んで書くと、作文と同じようなものだからちょっと書きやすくなるかなと」とアドバイス。例として、日本の昔話の一つである『桃太郎』を挙げ、こう説明した。

「例えば『桃太郎』の感想文の時に、面白かったどうかじゃなくて、あれを読んでどう感じたか。昔は川上から桃が流れてきたら拾っていたかもしれないけども、あれを読んで、余計なことには巻き込まれたくない、桃を拾うのはやめようと心に誓った」「それでもいいんです。それくらい軽い気持ちで書いたらどうかなと思います」

この三谷さんの“アドバイス”にはSNS上で「なるほど!」「子どもの頃知りたかった〜!」「あの時このポイントを教えてもらっていたら、随分向き合い方が変わっていたなぁ」などの反応が上がっていた。

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