フランスの著名な科学者が、スペインのチョリソーの断面の写真を、太陽に最も近い恒星である「プロキシマ・ケンタウリ」だとしてSNSに投稿し、謝罪する出来事があった。
物理学者のエティエンヌ・クライン氏は7月31日、黒い背景に赤く丸い物体が写っている写真をツイート。アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡から撮影されたものだと述べた。
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それから1時間もたたないうちにクライン氏は、別のツイートを投稿。
フォロワーに「認知バイアス」に注意するよう勧め、「現代の宇宙論によれば、スペインのシャルキュトリ(主に豚肉を使った肉加工品)に属する物体は地球以外のどこにも存在しない」と指摘した。
そして数時間後には、元のチョリソーの写真を「一種の娯楽として」投稿したことを認め、このいたずらを教訓に「権威ある立場の人からの主張に警戒することを学ぼう」とつづった。
さらに2日には、実際にジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡から撮影された写真を投稿し、「今回は本物だ」と説明した。
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一連の投稿の狙いは何だったのか。
翌3日には「ジョーク」について公式に謝罪したクライン氏。
目を引く画像をそのまま信じることに「注意を促したかっただけだ」と述べた。
ABC newsによると、科学者がこうした投稿をすることを批判する人もいた。
一方で、クライン氏の「ジョーク」を早い段階で理解している人も多かったようだ。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。