2022年上半期にハフポスト日本版で反響の大きかった記事を紹介しています。(初出:6月5日)
好きな服を着て、おしゃれをして、遊びに行っただけなのに…。
痴漢に遭った、いやらしい目で見られたなど、そんな経験はありませんか?
「痴漢に遭いたくなければ服装や行動に気をつけようね」という言葉を言われたことはありませんか?
内閣府「性暴力に関するSNS相談支援促進調査研究事業」の公式Twitter(@curetime1)は6月2日に「好きな服着て出掛けるのと、性犯罪は関係ありません」とつづり、漫画を投稿しました。
痴漢に遭いやすい人はこんなひと?
黒髪、ゆっくり歩く、胸元が出ている、隙がある、スカートが極端に短い、ハイヒールを履いている、生足…
いいえ、違います!
漫画では、性暴力に服装が関係ないことは科学警察研究所の調査で明らかになっていると記されています。
では、性犯罪者が被害者を選んだ理由はというと…
・警察に届け出ることはないと思った
・大人しそうに見えた
・一人で歩いていたから
上記の理由だとすれば、「性犯罪者は計画的に被害者を選んでいる」ということになります。
注意すべき相手は性犯罪者です。
悪いのは加害者なのに、被害者ばかりに注意を促すことが多い。
そうした状況を踏まえ、「そんな格好して歩くから性犯罪に遭うのは当たり前だ」という言葉を被害者にかけるのではなく、加害者に注意をしましょうと呼びかけています。
あなたに何ができる?
あなたは、自分の友人や上司が女性を性的にモノとして扱う言動をしている時、注意できていますか?
愛想笑いで流していませんか?
痴漢は犯罪です。加害者が悪いと分かっているのなら、その人に注意しましょう。
みんなで「性暴力を許さない社会」を作りましょう、と訴えています。
▼内閣府「性暴力に関するSNS相談支援促進調査研究事業」 Curetime
相談時間:24時間365日(17〜21時はチャット、それ以外の時間はメールで相談可能です)
チャットのみ、外国語での相談も受け付けています。