「理想の自分になれない自分が嫌い」⇨叶姉妹の考えは?悩みに寄り添う言葉が優しくて生きる希望が湧く【2022年上半期回顧】

悩み相談の途中には、なぜか「ウルトラマン」の話に脱線。「叶姉妹ワールド」全開でめちゃくちゃシュールになりながらも優しい言葉で寄り添いました(2022年上半期回顧)
叶姉妹の2人。左が恭子さん、右が美香さん
叶姉妹の2人。左が恭子さん、右が美香さん
叶姉妹の公式インスタグラムより

2022年上半期にハフポスト日本版で反響の大きかった記事をご紹介しています。(初出:7月1日)

「叶姉妹」の恭子さんと美香さんが音楽ストリーミングサービス「Spotify」で配信中の『叶姉妹のファビュラスワールド』。番組では毎回、リスナーからの悩み相談に2人が答えている。

6月28日配信の第46回では、「理想の自分になれない自分が嫌い」というリスナーの悩みに真摯に向き合った。

「理想の自分になれない自分が嫌い」。叶姉妹の回答は?

質問を寄せたのは29歳の会社員。打ち明けたのは、以下のような悩みだった。

私は自分が理想の自分になれないと感じた瞬間に全てを諦めてしまいます。理想など関係なく普通の生活で、それなりに楽しく過ごそうということができません。

恋愛の経験も少なく、また恋愛をすると、どこか自分が芝居じみている気がして気持ち悪く感じます。仕事もそれなりにやって食べていますが 、 100%を尽くすことがどうしてもできません。

これからも生きていくことを選択する以上、 嫌いな自分で居続けるのは難しいと思います。(ですが、)もう諦めてそういう自分を認めるのか、もしくは頑張ることを選択するのか。自分とどう向き合っていったらいいかわかりません。

これを受け、恭子さんがまず口を開いた。

「どのようにご自身のことが嫌いなのか、私たちにも分かりませんが、 その嫌いな自分のままでいるのかというのは、いれることが(逆に)すごいですよね。だって、朝起きて、あぁ(自分のことが)嫌い!もう大嫌いだわ。もう嫌だ、嫌い嫌いってなって生きて行くんでしょ?」と率直に疑問を抱いた。

これに対し、美香さんが「そんなに突き詰めなくてもいいのではないかなと思うぐらいなんですけど」と質問者に寄り添うと、恭子さんは「あくまでも個人の感想ですが、そんなにまで突き詰めずにもうちょっと自由に、もう1回(気持ちを)リセットしてみたらいかがですか」と提案した。

続けて美香さんが「根本的には『自分が楽しい』という方向性で考えながら、100%(理想の自分)じゃなくていいですよね」と言うと、恭子さんは「だって誰が100%なの?そんなのはウルトラマンしかいないんじゃないの?なんかボ タンを押して、3分待たなきゃいけないけれど」と返答した。

至極真っ当な答えに聞こえるのだが、最後の方がやや怪しい...。

美香さんはすかさず、恭子さんに対し「ウルトラマンは3分待つんじゃなくて、3分しか持たないんじゃないですか? 」と伝え、トークを“軌道修正”。

恭子さんは「そうなの?だったら、3分で敵に倒されたらウルトラマンが負けちゃうじゃない」と問うと、美香さんは「だから3分以内に戦って勝たないといけないんです」と回答していた。

このように、時折リスナーの悩み相談から「叶姉妹ワールド」に飛んでいくような“脱線”も2人のトークの魅力だ。

叶姉妹のトークに何故か登場したウルトラマン(2019年のイベントにて撮影)
叶姉妹のトークに何故か登場したウルトラマン(2019年のイベントにて撮影)
時事通信社

「(人生)それぐらいの気持ちで」美香さんの答えが優しかった

美香さんは最後に、「だから(人生)それぐらいの気持ちでいいんじゃないかと思うんですよね。だからまぁ今日は60%だなとか、 今日は30%かなぐらいな気持ちで『今日も100%で頑張らなければ』なんて思わずに」と肩の力を抜くようにリスナーにアドバイスした。

すると、恭子さんは遮るように、「美香さんはいつもそんな(100%)感じよね」とまるで他人事のような一言を言い放つ。

これに対し美香さんは「(恭子さんは)いつも私には1000%って言うじゃないですか。1000%じゃないとダメよ、みたいな...」と若干の恨み節。「お姉さんは何パーセントなんですか?」と鋭く切り込むと、恭子さんは「私は25%くらい」としっかりオチまで付けていた。

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