参議院議員選挙の京都選挙区では、立憲民主党の現職、福山哲郎・前幹事長の当選が確実になったとNHKなどが報じた。
福山氏は60歳。大和証券勤務を経て、1998年の参議院議員選挙に京都選挙区から立候補して初当選。4期連続の当選を果たしていた。2017年には立憲民主党の結党に参画すると、幹事長に就任。2021年の衆院選の敗戦を受けて幹事長を辞任していた。
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5期目を狙う選挙戦では、自民党の吉井章氏、日本維新の会の楠井祐子氏との三つ巴と報じられてきた。京都では、旧民主党で「盟友」とされてきた国民民主党の前原誠司・衆議院議員が維新の楠井氏を支援。福山氏からすれば、かつての仲間だった前原氏が当落を競うライバルを後押しする形になっていた。
福山氏は選挙戦で、消費税を時限的に3〜5%へ減らすことや、グリーン経済への転換などを訴えてきた。選挙戦最終日の9日にはTwitterにアップした動画で、応援に入った議員や支持組織などへの感謝の言葉を述べ「皆さんに応えるには勝つしかない」と話し、追撃を振り切った。