俳優の土屋太鳳さんが7月1日、自身のインスタグラムを更新し、主演したテレビドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)についてや、共演した俳優・松下洸平さんとの撮影秘話、オフショットを投稿した。
土屋さんは、松下さんとのツーショットを添え、「最終回までコメントなどであたたかな言葉や感想を下さって、本当に本当に本当に・・・ありがとうございました🙏✨✨✨いろいろな不安を感じるたび、コメントで書いてくださってる言葉を思い出しました。クランクアップの瞬間まで観て下さる方々の言葉は、(ドラマで土屋さんが演じた)佐都と私の御守りでした。だからこそ(松下さんが演じた)健太を失うってどういうことなのか、逆に、健太を失う時に入るスイッチがあるとしたら何なのか…混乱しながらも、向き合うことが出来たのかなと思います」とコメント。
こやまゆかりさんによる原作コミックは現在も雑誌『Kiss』で連載中であり、ドラマの10話と最終話は原作から離れたオリジナルエピソードとなったという。10話は特に、向き合わなければならない気持ちが大きかったといい、1時間半ほど現場を止めて話をしたこともあり、その時の「貴重な出来事」についてこうつづった。
「健太を演じる松下洸平さんが監督との話し合いの中で健太と佐都の心情を涙ながらに考えて下さったり、カメラマンさんやメイクさんやスタッフさんたちが健太と佐都の気持ちに共感してくださったり…共感というより、共鳴という感じだったかも。『こんな辛いの、もうやめよう…』と呟くような声があるスタッフさんから聴こえた時は本当に胸がいっぱいになりました😭😭😭」
「あの時間は記録にも映像にも残らないけれど、こんなになんにも出来ない私でも全力で踏ん張ってきて良かったかもしれない、女優として生きていていいのかもしれない、と感じることが出来た時間でした。クランクアップのあと、たくさんのスタッフさんからその時のことも含めてお手紙をいただきました。本当に貴重で尊い時間だったなと思います🙏🙏🙏」
「もちろん反省もたくさんあります。至らなかったなと思うこともすごく多いです😣それも含めて、深山家での日々を心にあたためながらこれからも踏ん張っていきたいなと思います🔥✨」
また投稿に添えた写真はクランクアップの時のものだといい、和装姿は「なぜか迷うことなく」選んだと明かした。当時の思いについてこうつづった。「深山家は母家は洋風ですがここぞという時は和室の場面も多かったのでそのイメージもあったのかも☺️髪型は少し佐都らしさを工夫したかったので、春菜おばさまを思い出しながら髪飾りはお花にしました🌼✨✨」
土屋さんはドラマの放送中、撮影の思いやオフショットなどを投稿していた。
◆『やんごとなき一族』とは?
土屋さんが演じる下町育ちの主人公・篠原佐都は、江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大な資産を有する一族に嫁ぐことになるというストーリー。誰もがうらやむ豪華絢爛な一族の栄華の影には、“嫁VS姑”、“本妻VS愛人”の戦いや後継者争い、いまだに残っている“男尊女卑”など、壮絶な試練の数々があった。魑魅魍魎がうごめく一族に、篠原佐都がまっすぐに立ち向かい、ワケあり一族の本当の姿を次々と暴かれていくという展開が描かれる。