群馬県伊勢崎市で、6月としては国内での観測史上初めて40℃を観測するなど、全国的に猛烈な暑さに見舞われている。
熱中症予防のため、気象庁や環境省が昼夜を問わずエアコンを使用するよう呼びかけているが、気になるのは電気代。
そこに助け舟を出したのが家電メーカーのシャープだ。6月25日のツイートで、エアコンの電気代を下げる方法を紹介している。
「だいたいどこのエアコンも...」
そう切り出した後、次のような手順を紹介した。
前面のパネルをぱかっと開ける
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フィルターを取る
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掃除機で埃を吸う
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水洗い
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陰干し
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フィルターつける
「やったことない人はこれだけでそうとう電気代が下がるはず」と勧めた。続くツイートで「あんまり埃が溜まってない場合は、掃除機で吸うを省略してもいい」とも付け加えた。
エアコン掃除の頻度は?
シャープは公式サイトで「フィルターが目づまりしていると、空気を吸い込むのに余計な電力がかかり、電気代が高くなったり、エアコンからの水漏れや、においの原因となります」と紹介している。
では、どのぐらいの頻度で掃除が必要なのか。
フィルター自動掃除運転を使用しているか、空気清浄機能付きエアコンの場合は「6カ月に1回」と説明。「エアーフィルターを取りはずして、汚れている場合は手入れしてください」と促している。
一方で、フィルター掃除運転を使用していない場合は、2週間に1回、エアーフィルターの手入れが必要という。
パナソニックの場合も、フィルター掃除運転機能がない機種は、シャープと同様に約2週間に1回。エアフィルターを取り外し、掃除機や水洗いによる手入れをするよう呼びかけている。
また、パナソニックは「パナソニックの実験によると、実際に1年間掃除をしない場合は掃除をした場合に比べて、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうという結果もあります」と紹介。この場合、フィルター掃除をすれば年間約1万円以上(※)も電気代を節約できるという。
※「F401D2」を使用。電気代27円/kWhでの実験