『トイ・ストーリー3』は、2011年の米アカデミー賞で長編アニメーション賞、主題歌賞の2部門で受賞した作品だ。
おもちゃの持ち主であるアンディが大学へ進学するため、家を出ることになる一方で、おもちゃたちが手違いで保育園に寄付されてしまったことから、ウッディやバズたちが“本当の幸せ”を巡って奮闘するーーというストーリーだ。
この作品には、複数の場面でスタジオジブリの大人気キャラクターが登場することでも知られている。それは、『となりのトトロ』に登場するトトロだ。
一体なぜ?
実は、スタジオジブリとピクサーは元々関係が深い。
『トイ・ストーリー3』プロデューサーのダーラ・アンダーソン氏は以前、トトロの出演について、「ピクサーとスタジオジブリは長年の友情で結ばれています。宮崎監督に相談したところ、おもちゃとして出演させることに、快諾をいただきました。(トトロの登場は)宮崎監督へのオマージュです」と語っていた。
ハリウッド・レポーターによると、ピクサーの共同創始者であるジョン・ラセター氏は2014年、東京国際映画祭の特別基調講演で宮崎駿氏に対し敬意を示していた。
また、2021年4月には、スタジオジブリの公式Twitterが突然、「ピクサー大好き。」とツイートして話題に。2021年5月と2022年5月には、ディズニーとピクサーが製作した人気アニメ『モンスターズ・インク』のキャラクター、サリーとマイクがトトロと並んでバス待ちするイラストも投稿している。
6月17日朝には、『トイ・ストーリー』のキャラクター、ウッディやバズ、リトル・グリーン・メンの愛称で親しまれるエイリアンの人形を写した画像を投稿。“仲良しぶり”が話題になった。
『トイ・ストーリー3』では、トトロがどこに登場するか、改めて見返してみても楽しいかもしれない。