ジャスティン・ビーバー、顔半分の麻痺で休養へ「かなり深刻」。ラムゼイハント症候群と明かす

現在ツアーを開催中のジャスティン・ビーバーさん。公演でステージに立つことは「身体的に不可能だ」としている。
ジャスティン・ビーバーさん
ジャスティン・ビーバーさん
via Associated Press

カナダ出身の人気歌手のジャスティン・ビーバーさんが6月10日、自身のインスタグラムに自撮りとみられる3分弱の動画を投稿。「ラムゼイハント症候群」を発症し、顔半分が麻痺するという「かなり深刻な」症状に苦しんでいることを明かした。

ビーバーさんは療養のため、現在開催中のコンサートツアーを休むという。

動画では、顔面神経の麻痺などの症状が出る「ラムゼイハント症候群」であることを報告。

「見ての通り、こっちの(右の)目はまばたきができず、(顔面の右側を指し)顔のこっち側で笑うことができない。この鼻の穴は動かせず、右側に完全な麻痺がある」

ビーバーさんはすでにトロント、ワシントンDC、ニューヨークでの公演延期を発表していた。当面の間、コンサートでパフォーマンスすることは「身体的に不可能」だと説明し、休養を取ることを決めたという。

「そうでなければいいのですが、明らかに体がペースを落とせと言っているのです」として、休養への理解を求めた。

ビーバーさんは休みを取ることで100%の状態に戻したいと述べたが、回復までどれくらいの時間がかかるかは分からないという。

ラムゼイハント症候群とは?

ラムゼイハント症候群とは、水痘や帯状疱疹ウイルスが原因で発症する末梢性の顔面神経麻痺。耳や口の中に水疱ができたり、耳鳴り、難聴、めまいなどの症状を伴ったりすることがある。

治療にはステロイドや抗ウイルス薬などが用いられる。

ビーバーさんは、薬を服用しているかどうかは明言しなかった。ただ、顔の機能を取り戻すため、顔面を動かす体操をしてリハビリに励んでいるという。

ビーバーさんと妻のヘイリーさんにとって、今年は健康面で厳しい年となった。

2月にはワールドツアーの初日を終えた後、ビーバーさんは新型コロナウイルスの感染が確認された。翌3月にはヘイリーさんの脳に血栓が見つかり、カリフォルニア州の病院に緊急搬送されている

※この記事は、ハフポストUS版を翻訳・編集・加筆しています。

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