コンビニチェーン「セブンイレブン」の中国・広東省にある店舗で、飲料の宣伝ポスターに書かれたキャッチコピーが「性的暴行を誘発する内容だ」などと批判を受け、店舗を展開する現地企業はポスターを撤去したうえで謝罪した。
批判されたのは、広東省茂名市にあるセブンイレブンの店舗。中国メディアによると、アルコール入り飲料の販売促進用のポスターに「彼女が酔わなければ、チャンスはない」という内容のキャッチコピーをつけていた。
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ポスターの写真がネットユーザーによって拡散され、「性的暴行を誘発するものだ」「低俗なマーケティング手法」などと批判が相次いでいた。
広東省でセブンイレブンを展開する「広東賽壹便利店」は6月8日、声明を発表し、ポスターは店舗が独断で掲示したもので、本部の許可を得ていなかったと釈明。すでに撤去したと説明したうえで「内部規定に照らして関係する従業員を処分します。誠に申し訳ありませんでした」などと謝罪した。
セブンイレブンのブランドを巡っては、2022年1月に、自社の公式サイトで台湾を独立国扱いしたなどとして、北京市にある別の現地法人が罰金15万元(約300万円)を課されていたことが明らかになっていた。