人間を襲うこともあるイタチザメが海中に沈められていたカメラを丸呑みしたところ、口の中の様子が撮影されてしまうという出来事が、インド洋の島国・モルディブで起きた。
撮影に成功したのはジミー・ダ・キッドさん。自然をテーマとした映像製作などを手がけている。ジミーさんが自身のインスタグラムにアップした映像では、カメラがイタチザメに丸呑みされ、そのまま口内をはっきりと映し出している。
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真っ白な口内にはエラとみられる器官も確認でき、カメラは口の中を転がるように移動したあと、海中の砂地へと吐き出される。
この映像にSNSでは「見たことのない映像だ。まるで別次元」とか「現実の出来事か」などと驚きの声が上がっている。
ジミーさんはCNNの取材に対し「サメは通り際に『あれは何だろう』と思って噛み付いたのだろう。カメラはケースに小さな傷がついたくらいで無事だった」と話している。
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ジミーさんは新たなドキュメンタリーの撮影中だったという。
東京都島しょ農林水産総合センターの公式サイトによると、イタチザメは日本では関東以南の沿岸域に生息していて、膝程度の水深しかない場所にも出没する。食性は貪欲で「馬や羊なども食べてしまう」と紹介される。
また、いわゆる人喰いザメの一種でもあり「ホホジロザメに次いで危険なサメ」とされている。