「うおおお」「可愛すぎる」「公式!?!?」
スタジオジブリの公式Twitterアカウントが5月1日に投稿したイラストに、多くの反響が寄せられた。
それは、一見するとスタジオジブリの名作「となりのトトロ」(1988年)のポスタービジュアルのよう。だが、葉っぱを頭に乗せ、バス停で待つトトロの隣にいるのは、少女ではない。ディズニーとピクサーが製作した人気アニメ「モンスターズ・インク」のキャラクター、サリーとマイクだった。
大きな体で、紫のぶち模様が入った青い毛に覆われたモンスターのサリーは、赤い傘をさしてバス停の前に立っている。サリーの親友で緑色の体に一つ目のモンスター、マイクは、トトロとサリーの間に立ち、頭の上に葉っぱを乗せているように見える。
この驚きのコラボをスタジオジブリ公式が投稿すると、3万件を超えるリツイート、27万件を超えるいいねが寄せられた(5月2日午前時点)。
実は、スタジオジブリがこの投稿をするのは初めてではない。およそ1年前の2021年5月13日にも、この3キャラクターが並ぶイラストを投稿している。
2021年4月には、「モンスターズ・インク」を製作したピクサーに対して、「ピクサー大好き。」と突然の告白をして話題になった。
この投稿には、スタジオジブリ製作の映画「アーヤと魔女」に登場する主人公の女の子・アーヤが、サリー、マイク、トトロが並んで立っているポスターを見つめる写真が添えられていた。
実はピクサーと関係が深いトトロ
実は、スタジオジブリとピクサーは元々関係が深い。
ピクサーの人気作『トイ・ストーリー3』には物語の途中、複数の場面でトトロが出演している。
同作プロデューサーのダーラ・アンダーソン氏は当時、トトロの出演について、「ピクサーとスタジオジブリは長年の友情で結ばれています。宮崎監督に相談したところ、おもちゃとして出演させることに、快諾をいただきました。(トトロの登場は)宮崎監督へのオマージュです」と語っていた。
ハリウッド・レポーターによると、ピクサーの共同創始者であるジョン・ラセター氏は2014年、東京国際映画祭の特別基調講演で宮崎駿氏に対し敬意を示している。