イギリスのシンガーソングライター、エド・シーランの最新のミュージックビデオに、ロシアによる侵攻を受ける前のウクライナの街並みが映し出されていた。
シーランは日本時間4月22日、公式YouTubeチャンネルで、アメリカのラッパー、リル・ベイビーを迎えた楽曲「2step」のミュージックビデオを公開した。
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「(ロシアによる)破滅的な暴力行為」が始まる前に、首都キーウで撮影したという。
同作は2021年にリリースされたアルバムにも収録されている楽曲。
具体的な撮影時期は言及されていないが、シーランのInstagramの投稿によると、ビデオは2021年に撮影したという。シーランはこの撮影で初めてキーウを訪れたといい、「すぐに人々と場所が大好きになった」と記した。
ビデオでは、シーランとリル・ベイビーが薄暗い街を彷徨いながら歌う姿や、ダンサーたちとともに踊るシーンが映し出される。ライトアップされた夜の街並みが空の上から撮影された、迫力ある映像もある。
シーランはビデオの冒頭にメッセージを寄せ、「滞在中、制作スタッフから休日に出会った多くの人々まで、とても歓迎してくれていると感じました」と振り返った。「ウクライナは誇り高く、逆境から立ち直れる国です。私はそこで撮影する機会を得られたことを感謝しています」と綴った。
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また、YouTubeの配信による印税を、イギリスの災害緊急委員会(DEC)によるウクライナの人道支援に寄付する予定であることも明らかにした。
シーランは3月にも、ウクライナ支援を目的としたイギリス国内でのコンサートに出演していた。