東京外国語大学(東京 府中市)は4月下旬からオンラインで、ウクライナからの避難民を受け入れる自治体や企業の担当者向けに無料のウクライナ語講座を実施する。
ガスや水道の手続きなど、日本での生活をスタートしてもらう際に必要なコミュニケーションを学ぶという。
ロシアによる侵攻を受け、日本の各地でも、ウクライナからの避難民受け入れへ向けた動きが広まっている。東京外国語大学では、これまでにも学生や市民向けにウクライナ語教育を実施していて、教育や地域研究のノウハウを生かす。
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対象は避難民を受け入れる自治体や企業の担当者。個人は対象外となっている。4月22日から5月20日まで週2回、オンラインでライブ配信型の授業が開かれる。1コマ90分の全6回。ウクライナ語学やロシア語学が専門の中澤英彦・名誉教授が担当する。
授業は無料だが、指定の教科書を購入しておく必要がある。
初心者を想定し、生活支援に特化した内容を学ぶ。「〜〜はありますか」といった基本的な会話から、ガスや水道の手続きなど、避難民が日本での生活をスタートさせるために必要な文章や語彙などを身につけていくという。
募集は4月19日(火)まで。具体的な定員は設けていないものの、応募者多数の場合は打ち切られることがある。
東京外国語大学の担当者は「避難民の人たちと円滑な意思疎通ができるように役立ててほしい」と呼びかけている。
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東京外国語大学の公式サイトから申し込むことができる。