映画「チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」が4月8日に公開された。
映画化を受け、原作漫画「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(スクウェア・エニックス)の作者・豊田悠さんが、原作使用料の一部を、同性婚の実現を目指す団体「Marriage For All Japan―結婚の自由をすべての人に」に寄付した。
◆「性別に関係なく添い遂げられる社会へ」寄付
同作は30歳の誕生日に「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた安達清と、彼に思いを寄せる会社の同期の黒沢優一の進展を描くラブコメディ。2020年10月期にテレビ東京系列でテレビドラマが放送された。
豊田さんは自身のツイッターで、「映画化に伴いまして原作使用料の一部はMarriage For All Japanへ寄付させていただきました」と報告。「性別に関係なく、愛し合う人達が望む形で添い遂げられる社会へなりますように #結婚の自由をすべての人に」と思いをつづった。
「Marriage For All Japan」も公式ツイッターに「寄付してくださったこと、そして、このようにメッセージを発信してくださったことに感謝申し上げます。その社会をこれからも、ともに作っていくためにどうぞよろしくお願いいたします」と投稿した。
◆映画スタッフも「性的マイノリティーの人権や希望を」
映画版のいちばんのこだわりに関する質問に対し、本間さんは「豊田先生の原作には、セクシュアリティにおいてマイノリティとされる方々の当然の人権が、当たり前に守られる社会に繋がる気持ちを、一人一人が持つきっかけになるような希望の力が込められていると思います」とした上で、「その力を映画でも訴えていければと思い、そういった観点からご監修して頂ける先生にも入って頂いて、脚本を作りました」と答えた。
メインキャストの2人も、自身のインスタグラムで映画について思いを語った。
安達清役の赤楚衛二さんは「是非劇場へ!!」と写真を投稿。
黒沢優一役の町田啓太さんは、オフショットを公開。映画化について「みなさんが温かな心の声を届けてくださったおかげです。本当にありがとうございます」と感謝した上で、こう記した。
「僕らの心の声もみなさんに届きますように」