メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が日本時間の3月27日、ホワイトソックスとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席でオープン戦1号となる先頭打者本塁打を放った。
一方、同日に予定していたホワイトソックス戦の先発登板は調整を優先させるため回避した。
SHOTIMEの続きを期待させる一発
大谷選手は第1打席、ホワイトソックスのベラスケス投手のプレーボール直後の初球を捉え、本塁打を放った。シーズン開幕前のオープン戦ながらも第1号となった。MLBは公式Twitterで大谷選手のホームラン映像を公開した。
試合は12-3でエンゼルスが勝利した。
SNSでは「大谷翔平のホームランをみて1日を始める生活が今年も始まった」「今年も大谷のモーニングコール炸裂してる」などと喜びの声も寄せられた。
本塁打を量産した昨シーズン、SNSでは「朝起きたら大谷がホームラン打ってる」「モーニングコールばりに通知が届く」などと話題となっていた。
実際に2021年シーズンの6月は13本塁打と2桁に乗せていた。さらに試合毎に見ていくと、6月は3試合連続ホームランが2度、また1試合に2本放った日も2度あった。6月の月間打率は3割9厘、23打点。安打数25のうち本塁打の割合は52%だった。
昨シーズン、メジャーリーグの年間最優秀選手にあたる「シーズンMVP」(アメリカン・リーグ)に選出された大谷選手。
2021年シーズンの最終成績は、投手として9勝2敗、防御率3.18、156奪三振。打者として打率2割5分7厘、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁だった。
開幕投手の大役、“大谷ルール”も活躍を後押しか
大谷選手は4月7日に行われるシーズン開幕戦で自身初となる開幕投手を務めることが内定している。対戦相手はアストロズだ。
大谷選手の存在はMLBのルールも変えた。MLBと選手会は、先発した投手が降板した後も指名打者(DH)としてそのまま出場できる新たなルールの導入に合意したと報じられた。
“大谷ルール”と伝えられていて、投手として登板した日の大谷選手の打席が増えることで、本塁打を含めた打撃面での更なる活躍が期待される。