フィギュアスケート世界選手権の男子フリーが3月26日夜(日本時間)、フランス・モンペリエで開催される。
男子日本勢は、北京オリンピック銅メダリストの宇野昌磨選手をはじめ、北京オリンピック銀メダリストの鍵山優真選手、友野一希選手が出場。24日のショートプログラム(SP)では、宇野選手は自己ベストとなる109.63点でトップだった。鍵山選手は105.69点で2位、友野選手が自己ベストの101.12点で3位となり、日本勢で上位3位を占めた。
今大会をめぐっては、主催する国際スケート連盟(ISU)が3月1日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシアとベラルーシの選手について国際大会への招待や参加を認めないと発表。女子シングルでは、北京オリンピックの金メダリストのアンナ・シェルバコワ選手や銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ選手らが出場していない。
世界選手権の公式サイトによると、日本勢や注目選手の滑走順と時間は次の通り(日本時間)。宇野選手は最終滑走だ。26日午後9時からフジテレビ系で中継される。
友野一希選手 22番 22時25分ごろ
鍵山優真選手 23番 22時33分ごろ
宇野昌磨選手 24番 22時41分ごろ
今大会には、北京オリンピック金メダリストのネイサン・チェン選手が欠場。アメリカフィギュアスケート連盟(USFS)の3月16日の発表によると、チェン選手は「世界選手権を辞退しなければならないのは残念」とした上で、「北京から戻って以来、この大会のために練習してきました。長引く怪我をしていて、来週の練習や試合でさらに怪我をする危険は冒したくありません」と語っている。
日本からも羽生結弦選手が、「右足関節の捻挫か完治していない」として3月1日に欠場を発表。代替選手として三浦佳生(かお)選手が出場予定だったが、肉離れのため3月17日に欠場を発表し、友野選手が出場した。