東京電力管内では先週に東北地方で発生した地震の影響で電力供給力の低下が継続していることに加え、今日3月22日(火)は冷たい雨や気温の低下によって電力需要が大幅に増えることが予想されるため、電力需給がひっ迫する予想です。
経済産業省は「電力需給ひっ迫警報」を初めて発令し、関東などを対象に節電を呼びかけています。
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東京は昼間の気温が5℃以下で推移
今日の関東では、沖合で発生する低気圧の影響で北東から冷たい風が吹き付けています。雨が降って日差しがないこともあり、昼間も気温が上がりません。
東京では、今日は日付が変わった直後の0時05分に最高気温9.9℃が観測されているものの、朝にかけて気温が低下し6時前には5℃を下回りました。今日はこのまま気温が上がらず、日中の最高気温（9時から18時までの最高気温）は5℃以下となる可能性があります。
降水や風の状況次第では3℃前後まで気温が下がる可能性があり、同様に冷たい雨となった先週18日(金)よりもさらに寒くなる可能性があります。
無理のない範囲で節電に協力を
東京電力の電力需給の見通しでは、今日の電力需要のピークは夕方から夜にかけてで、予想最大電力は4840万kWと供給力に対して100%を超えるおそれがあるとされています。
今日と同様に冷たい雨の降っていた先週18日(金)は、需要のピークは17時～18時で4317万kWでした。
電力需給のバランスが崩れると電力の安定供給ができなくなり、最悪の場合は大規模停電に繋がります。電力会社はそれを防ぐために計画停電などを行うこともあります。
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東京電力管内では、気温が1℃下がっただけでも火力発電所の発電機1基分に相当するほどの需要の増加があるといわれます。今日は太陽光発電の発電量も期待が出来ないため、いっそう需給がひっ迫しやすいと言えそうです。
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