アメリカの俳優ウィリアム・ハートさんが現地時間の3月13日、71歳で亡くなった。複数の現地メディアが報じた。
ニューヨーク・タイムズによると、ハートさんはオレゴン州ポートランドの自宅で息を引き取った。2018年5月、末期の前立腺がんを患っていることを公表していた。
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ハートさんは1970年代に舞台で演劇を始め、その後映画界へ。南米の刑務所が舞台の映画『蜘蛛女のキス』(1985年)でモリーナ役を演じ、アカデミー賞主演男優賞を獲得した。
その他、『The Big Chill』(1983年)、『Children of a Lesser God(邦題:愛は静けさの中に)』(86年)、『ブロードキャスト・ニュース』(87年)、『The Accidental Tourist(邦題:偶然の旅行者)』(88年)など、1980年代に人気を博した映画に出演。近年では、マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』シリーズにも出演していた。
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005年)では、4度目となるアカデミー賞ノミネートを果たした。
ハートさんが亡くなったのは、72歳の誕生日を迎える1週間前だった。遺族は、「最愛の父でありオスカー俳優のウィリアム・ハートが亡くなったことを、家族は大きな悲しみとともに悼んでいます」とのコメントを発表。ハートさんは家族に見守られる中、安らかに息を引き取ったという。
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