北京オリンピックスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手(23)。
2月14日、優勝後初めて自身のインスタグラムを更新した。
平野選手は、表彰台で金メダルを掲げる自身の写真とともに、オリンピックを振り返り、家族らへの感謝の思いをつづっている。
「小さい頃の夢が1つ叶いました。年齢と共に幼い頃の夢を追い続ける事の大変さを痛感しながら、自分の限界に挑戦し、その先の自分を信じて、諦めずやってきて良かったです」
悲願の金メダルを獲得した心境についてこう語り、平昌オリンピックからの4年間についても振り返った。
「この4年間は、沢山新たな気持ちを学び、多くの経験を重ね、知らない自分と、世の中の目に見えない敵や、時には絶望感をも感じながら、進んできました」
およそ半年前の昨夏に開催された東京オリンピックにもスケートボードで出場した平野選手。「東京オリンピックの挑戦からのスノーボードは半年間での苦しいチャレンジとなりました」と明かしつつも、家族や周囲のサポートに対し、「皆さんのお陰で今ここにいます。ありがとう」と感謝をつづった。
そして、オリンピックで過去3度の金メダルを獲得し、北京オリンピックでの現役引退を決めた“ライバル”ショーン・ホワイト選手へのメッセージもつづった。
「素晴らしいチャレンジを見せてくれました。いつも自分や周りをpushしてくれるような彼らしい姿と、彼自身のチャレンジに感動しました」
「彼の果敢な挑戦を見て、3本目は絶対に自分が勝ちたいと思い、攻めの気持ちを保てました。彼の挑戦を間近で見てこれた事は、一生忘れません。ありがとう」
平野選手は前回の平昌、前々回のソチ大会とスノーボード男子ハーフパイプでショーン・ホワイト選手と競い、いずれも銀メダルだった。
これからについても、こうつづった。
「まだまだ人生先は長いですが、この経験をこの先の自分に人生に活かしていけるように、初心に戻ってまた新たな夢に、自分にしか出来ない足跡を残して行きたいと思っています」
「心からありがとう」