実況アナウンサーも思わず興奮してしまったようだ。
サッカー日本代表でスペイン1部リーグ・マジョルカに所属する久保建英選手が出場した試合の映像がSNSで話題となっている。
中継カメラが久保選手の姿を追えず、視界から消えてしまうという珍事があった。いったい何が起きたのか。
「どこ行っちゃいました?」。実況も驚く
ラ・リーガ第24節、マジョルカ対アトレティックの一戦。2-2で迎えた後半終了間際、久保選手が決勝点となる3点目に絡んだ。試合はそのまま3-2でマジョルカが勝利した。
後半も40分を過ぎた時間帯、久保選手はショートコーナーで始まったコーナーキックの流れから、最後は自らこぼれ球を左足でシュートした。
これがポストを直撃し、跳ね返えったボールが相手GKウナイ・シモン選手に当たってゴールに吸い込まれた。記録は「オウンゴール」で、残念ながら久保選手の得点にはならなかったが、引き分けで終わるかと思われた試合を土壇場で勝利に導いた。
話題となったのは、ゴールが生まれた後の映像だった。久保選手はユニホームを脱いで喜びを爆発させると、走りながら吠えてカメラの視界から消えてしまった。
これには実況アナも驚く様子で、思わず「いやぁ〜ユニホーム脱いでどこ行っちゃいました?どこ行っちゃいました?」と興奮気味に状況を描写した。
「どこ行っちゃいました?」という表現はサッカーの実況では珍しく、じわじわと面白さが込み上げてくる。
このパフォーマンスに、Twitterでは「思ったよりもどっか行ってた」「面白すぎる」「喜び爆発したね」など様々な反応があった。
勢い余ってスタジアムの選手の入退場口付近まで行ってしまったようで、その後駆け足でピッチに戻ると、笑顔でチームメイトと喜びを分かち合った。
試合中にユニホームを脱いだことに対し、主審からイエローカードが提示されたが、その後はすぐにユニホームを着てピッチへと戻っていった。
日本代表のW杯の出場をかけたアジア最終予選では3月にも負けられない戦いが続く。その意味でも所属クラブでの活躍はファンを喜ばせる形となった。