「こんにちは、のりふみさん」
「きぶんだよ!!!」
Twitterで「#のりふみフェスティバル」なるお祭りが盛り上がっている。
ちくわ・はんぺんなどで有名な都内の食品メーカー「紀文食品」=きぶんしょくひん=( @kibun_kitchen )。あるTwitterユーザーが紀文を「のりふみ」と読み間違えたことがきっかけで、SNSで大喜利状態になっているのです。
「紀文(のりふみ)って誰」「私です」
楽しい宴は、ヒロキさん( @4912mendy109 )のあるつぶやきから始まりました。
「弁当に入ってたちくわ
なんか文字書いてあるなぁと思ってよく見たら紀文(のりふみ)でした
紀文って誰笑」
「すみません私です」
そう答えたのは、 「紀文食品」でした。
「きぶんだよ!!!!!」
それに対し、アース製薬株式会社【公式】🌏( @EarthOfficialJP )が
「のりふみ公式さん🍢
今まで読み方間違えててすみませんでした。」と返信。
すかさず、「きぶんだよ!!!!!!!!!」と突っ込む紀文食品。
アース製薬「おうおう! 焼きそばパン買ってこいや!」
紀文食品「それは子分!!!!!!!!! きぶんだよ!!!!!!!!!」
亀屋万年堂( @kameyamannendo )も参加し、「いとをかし」
紀文食品「それ古文!!!!」
ここから、Twitterユーザーがボケたおす大喜利合戦が始まりました。
どんどん難しくなる大喜利…
紀文食品のセンスある受け答えで、どんどん盛り上がっていきます。
そして「#のりふみフェスティバル」へ…
悪ノリしたMUBLiX(マブリックス)( @mublix_misato )は本業を生かし、タオルまで作り出しました…!
林刃物株式会社✂️【ALLEX】( @allex_japan )さんは紀文食品のおでんを購入し「#のりふみフェスティバル」を始め出します…!
このお祭りの大本となったヒロキさんは「紀文食品さんから反応があった時は驚きと嬉しさの他に『あっ、会社名なんだ』と思いました。
いろんな方の大喜利を見て面白いなと思っています。まさかここまでバズるとは思わなかったのでびっくりしました」と話します。
「紀文」の由来は…
話題になった、紀文食品という社名について、同社の広報担当者に話を聞きました。
「紀文食品は、山形から上京した商人・保芦邦人(ほあし・くにひと)氏が1938年に創業した山形屋米店がルーツです。その後、保芦氏が当時の築地市場場外に、『紀国屋果物店』を開きました。
屋号は、果物の名産地である和歌山県(紀伊国)からとったと言います。ですがこの屋号は長いという話になり、名称の短縮を検討しました。
当時、社名に『ん』をつけると商売が繁盛すると言われており、紀国屋果物店の『紀』と『ん』を上手く繋げて、最終的に『紀文』になりました」(広報担当者)
焼印はなぜ?
また今回話題になった「紀文」の焼印は現在、焼きちくわや竹笛など、主力商品に一本一本押されているといいます。
広報担当者は「おでんをバラで売るとき、一見しただけではどこの製品かわからないという話になったと聞いています。名前をつけて品質の責任を保証し、信頼を得ようと焼印を入れることになりました。その思いや名残が今もあります」と話します。
「きぶん!!!」のCM、今は?
ハフポスト編集部では、「昔よく流れていたCMで覚えた。若い世代は知らないかも…」という話になりました。
「現在、テレビCMは正月時期のみに放送されています。80~90年代は、という時販売していた豆乳のCMをよく流していました」(広報担当者)。
広報担当者は「食品会社だけでなく、業界の垣根を超えていろんな会社と盛り上がれてとても嬉しく思います」と話しています。