カルビーが製造・販売する人気のスナック菓子『じゃがりこ』。その新商品のテスト発売がコンビニ大手のローソンで2月1日から始まり、SNSで話題だ。
商品名は『じゃがりこ細いやつ(仮称)サラダ』で、発売27年目で初めてスティック1本あたりの太さを細くした。ロングセラー商品をなぜ細くしたのか。広報担当者に聞いた。
ロングセラー『じゃがりこ』なぜ細く?
『じゃがりこ』は1995年の発売以来、ポテトチップスと並ぶ同社のロングセラー商品だ。
テスト発売が始まった『じゃがりこ細いやつ』は、通常のじゃがりこのスティック1本あたりの直径を4分の3にしたもので、1パックあたりの本数は細くした分1.5倍になっている。
担当者はその理由について「そもそも『じゃがりこ』は“女子高生がカバンに入れて持ち歩けるようなお菓子”がコンセプト。発売当初は若い女性の方をターゲットに開発した商品でした。そこから始まり、今は幅広い世代の方からの支持を頂いておりますが、今回は原点回帰で改めて10代・20代の女性の方に向けて新商品をテストとして製造・販売しました」と話す。
商品の改良は今回が初めてではない。「長い歴史の中で、味のバリエーションはもちろん、通常より長い『Lサイズ』や、短くしてパッケージにチャックを付けた『bits』など、様々なニーズに合わせて販売してきました」という。
細いじゃがりこは、製造の過程で折れたり曲がったりしてしまう課題があったが、4年の歳月をかけて克服できたことでテスト販売に漕ぎ着けた。
Twitterでは「早速買いました」「食べやすくて好き」「テスト感のあるパッケージが良い」と様々な声が寄せられている。一方、「いつもの太さが好き」という投稿もあり、好みで意見が分かれている。
テスト発売は最も人気のサラダ味のみで、今後は購買動向や購入者からの意見を踏まえて正式に本販売を目指す。
現在の商品名は仮のもので、2月4日からじゃがりこの公式Twitterで正式な名前を募集する。全国のローソンで購入できるが、テスト販売は3月上旬に終える予定だという。