アメリカ西部・カリフォルニア州モントレー郡で1月22日(現地時間)、季節外れの山火事が発生した。高速道路が閉鎖され、住民は避難を余儀なくされている。
BBCによると、アメリカの国立気象局(NWS)は「10月と12月の雨天を考えると、非現実的な火災だ」と報告している。火災は「Colorado Fire」と呼ばれ、1500エーカー(約607ヘクタール)を焼き尽くしたという。
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CNNによると、カリフォルニア州は昨年、深刻な干ばつに見舞われ、山火事の季節に壊滅的な打撃を受けた。
最近、州内では雨により、最高レベルの干ばつはなくなっていたが、NWSは「干ばつは火災に影響を与えている」とし、「最近の雨や寒い冬の天候でさえ、火災の発生を抑えるのに役立っていないことから、長期間の干ばつが慢性疾患のように作用しているように見える」と語っている。
気候変動によって、山火事の原因となりやすい高温で乾燥した天候のリスクが高まることが指摘されている。
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