2022年の「世界最強のパスポート」ランキングが発表され、日本が5年連続で1位となりました。
このランキングは、イギリスの調査会社が毎年、国際航空運送協会(IATA)のデータを基に発表しています。各国・地域のパスポートについて、事前にビザを取得せずに渡航できる国・地域の数を比較しています。新型コロナ対策として各国が実施する入国制限は考慮していません。
毎年、日本と「世界最強のパスポート」の座を争っているシンガポールも、今年は同率1位。日本とシンガポールはそれぞれ、事前ビザなしで渡航できる国・地域は192、ビザが必要な国・地域は34(※)でした。
数字上は同じでも、事前ビザが必要な34の国・地域の内訳は異なります。事前ビザが必要な34の行き先のうち、▽日本のみが必要な国・地域▽シンガポールのみが必要な国・地域▽日本とシンガポールどちらも必要な国・地域ーを並べてみました。
(国名は通称・略称。順番はランキングを作成した調査機関の発表に合わせています)
▽日本のみ必要(10)
キューバ
アンゴラ
ベナン
ブルキナファソ
コートジボワール
ジブチ
ガンビア
ガーナ
ギニア
ケニア
▽シンガポールのみ必要(10)
イラク
ウクライナ
インド
フォークランド諸島
ガイアナ
スリナム
ベネズエラ
エチオピア
ガボン
サントメ・プリンシペ
▽日本、シンガポールどちらも必要(24)
ナウル
シリア
イエメン
ロシア
アフガニスタン
ブータン
北朝鮮
トルクメニスタン
アルジェリア
ブルンジ
カメルーン
中央アフリカ
チャド
コンゴ民主共和国
コンゴ共和国
赤道ギニア
エリトリア
リベリア
リビア
マリ
ニジェール
ナイジェリア
南スーダン
スーダン
※発表サイト上では、日本とシンガポールがビザなしで渡航できない国・地域の数が「35」となっていますが、実際の国・地域リストで確認できた数が34のため、本文では「34」と記載しています。