『ハリー・ポッターと賢者の石』公開から20周年を記念し、HBO Maxで配信されている特別番組『リターン・トゥ・ホグワーツ』(日本ではU-NEXTで視聴可)。
番組内では、キャストが制作当時や幼い頃を振り返った。その中でエマ・ワトソンの幼少期の写真を、別の俳優と間違えて紹介するという珍事が起きた。
それに対するワトソンの反応が「神対応」だと話題になっている。
ミニーのカチューシャをつけた女の子を紹介するも…
『リターン・トゥ・ホグワーツ』には、主人公ハリー役ダニエル・ラドクリフ、ハーマイオニー役エマ・ワトソン、ロン役ルパート・グリント、そして歴代シリーズを手がけてきた監督などが出演。
グリフィンドールの談話室に久しぶりに3人が集合し、当時を振り返りながら、和やかな雰囲気でトークを繰り広げた。
ワトソンは、オーディションを受けた時のエピソードなどを語り、「幼いエマ・ワトソン」の写真として、ミニーマウスのカチューシャをして椅子に座る女の子の写真が映し出された。
しかし、それは同じ「エマ」でも、俳優のエマ・ロバーツのものだったのだ。エマ・ロバーツは、エマ・ワトソンと1歳違いで、同じく子役としてキャリアをスタート。ドラマや映画で活躍してきた俳優だが、『ハリー・ポッター』シリーズには出演していない。
番組が配信されると、ネット上ではファンからの指摘が相次ぎ、修正されることになった。
DEADLINEによると、番組のプロデューサーは、「ハリー・ポッターファンの方々、よく気づきましたね! 誤ったラベルが貼られた写真の編集ミスを指摘してもらいました。修正バージョンを公開しました」と声明を発表した。
「#エマシスターズは永遠に」
この珍事に、ワトソンはインスタグラムで反応した。
番組で使われたロバーツの写真を投稿し、「私はこんなにかわいくなかったな」と笑顔の絵文字とともにコメント。「#emmasistersforever(エマシスターズは永遠に)」というハッシュタグもつけた。
これに対し、双方のファンから「さすがエマ、神対応」「粋な反応が素敵」「2人とも可愛いことは間違いない」など、ワトソンのユニークな対応を賞賛するコメントが多数寄せられた。
実は他にも間違いが…
実は、番組で間違った写真を使用されたのは、ワトソンだけではなかった。
いたずら好きの双子の魔法使いフレッドとジョージ・ウィーズリーを演じた、オリバー&ジェームズ・フェルプス。2人のことも番組内で紹介されたが、こちらも誤って名前がつけられていた。
オリバーはインスタグラムに当該シーンの写真を掲載し、「僕たちがずっと入れ替わって悪ふざけをしてきたから、誰かが復讐してやろうと思ったんだろうね」とコメント。これに対し、マルフォイ役のトム・フェルトンは「やったのは僕」と笑顔マークをつけ、返答した。
ともに番組制作側のミスで起きた珍事だったが、SNS上ではハリポタ俳優たちの仲睦まじいやりとりが見られることとなった。