アメリカで暮らす幼い女の子が、ハロウィーンでイギリスのエリザベス女王の仮装をした数カ月後、王室から直々に手紙を送られる事態に発展した。
手紙を受け取ったのは、アメリカ在住のサザーランド一家。CNNによると、2021年12月27日にケイトリン・サザーランドさんが郵便受けを確認したとき、娘のジェレインさん宛ての手紙が届いていた。手紙には、まさかの王室のスタンプが押されていたという。
ジェレインさんは10月のハロウィーンの仮装で、エリザベス女王に扮していた。水色のコートと揃いの帽子、白いウィッグ、パールのネックレス…。エリザベス女王のコスチュームの特徴をつかんだ見事な仮装だった。
エリザベス女王の愛犬はコーギーであることが知られている。奇しくも同じ犬種であるサザーランド家のペットのラスカルとジャックも、ジェレインさんの「仮装の一部」になった。
なぜエリザベス女王の仮装を思い立ったのか?
母のケイトリンさんは、ジェレインさんと子犬たちの絆から着想を得たと説明している。
ケイトリンさんは、娘たちの仮装姿の写真をFacebookに投稿。友人らに勧められ、写真を同封した手紙を11月に王室宛てに郵送していた。当時、エリザベス女王の検査入院や休養が報じられていたことを受け、手紙で元気になってもらえたらと考えたという。
エリザベス女王が滞在するウィンザー城からサザーランド一家に届いた手紙には、代筆した世話人の署名が記され、次のようにつづられていた。
「女王陛下より、あなたからのお手紙と丁寧に同封していただいた写真について、感謝を申し上げたいとのことです。女王陛下は、あなたからの便りを親切だと感じています。また女王は、あなたの娘のジェレインが素晴らしい衣装を着た写真を見て喜んでいます」
サザーランド夫妻は、ジェレインさんが自分で手紙を保管できる年齢になるまで、女王からの贈り物を額縁に入れてリビングに飾っておくつもりという。
来年のハロウィーンの仮装について、ケイトリンさんは「これを超えることはできない!」と話している。