開催中の全国高校サッカー選手権で準決勝に進んだ高川学園(山口)は、奇抜なセットプレー作戦を成功させ、世界からも注目を集めている。
スペイン語で嵐を意味する「トルメンタ」と呼ぶフォーメーションは、セットプレーで中の選手数人が円陣を組んで回転した後、一斉にゴールに向かって動き出す。1回戦で披露し、見事にゴールを奪うと、国内だけでなく海外メディアもこぞって取り上げた。
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3回戦では4人が1列になる「列車」を、4日の準々決勝では回転しない「少しトルメンタ」をそれぞれ披露。パフォーマンスだけでなくしっかり勝ちきり、準決勝に駒を進めた。
話題沸騰中の「トルメンタ」。ハフポスト日本版が調べたところ、海外のプロリーグでも以前、同じような作戦が実行されていた。
2014年、チェコのトッププロサッカーリーグ・ファーストリーグの一戦だ。
FKプリブラムがコーナーキックの際、手はつないでないものの高川学園と同様に円になった数人の選手が回転し、一斉にゴールに直行。ところが、ボールは選手たちの遥か頭上を超えて、作戦失敗に終わった。
「最もおかしなコーナーキック」「世界で最も無意味」などと酷評された。
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