俳優の市原隼人さんが12月16日、自身のインスタグラムで、2001年に公開された映画『リリイ・シュシュのすべて』の出演者たちとの写真を公開した。
同作は岩井俊二さんが監督を務め、10代の少年少女たちの心の闇や傷を描いている。写真には、市原さんとともに映画に出演した蒼井優さん、伊藤歩さん、忍成修吾さんと岩井監督が笑顔で映し出されている。
市原さんは「映画『リリイ・シュシュのすべて』より、二十年目の再会。」と書き出した投稿の中で、「岩井さん、優、おっしー、歩ちゃん。何も知らずに過ごした時間が、今では追い求め続ける憧れの映画の形となりました。あれから篠田さん(撮影)の映像が頭の中でいつもループしています…。」と綴った。
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「岩井俊二監督がいなければ、自分は今、役者になっていないと思います」とし、「生みの親であり、今までも、これからの役者人生の中でも僕の頭から一生離れる事はない存在です」と作品や監督について言及。
「あの頃の自分が今の自分を見たらどう思うだろうか。今の自分の人生の意義を見出すのは自分次第。だから目の前の事に懸命に向き合い続けるしかない。生涯未完成で墓に入るまで日々通過点。見えない泥水の中でも夢を掴み取る努力をし続けたい」と記した。
最後には「あれから5人が揃ったのは初めて。皆んなに逢えて本当に嬉しかった」と投稿。「素晴らしい再会」「同窓会みたい」と出演者たちの再会を喜ぶ声が広がった。
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岩井監督も16日に「岩井俊二映画祭チャンネル」で、再会時の映像を公開。
同作の公開20周年を記念して、未公開映像や共に当時を振りかえるトークを公開している。