アメリカの人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の続編「And Just Like That…」が12月9日から、いよいよアメリカで配信がスタートした。
続編を巡っては、作品を楽しみにしていたファンも多い一方で、登場人物の「容姿の変化」を揶揄する声があがり、それに対する主人公のキャリー・ブラッドショーを演じるサラ・ジェシカ・パーカー氏らの反応が話題になっていた。
そんな中、キャリーの親友・ミランダを演じるシンシア・ニクソン氏が、ミランダの「髪の色」についてトーク番組で語った。
続編「And Just Like That…」では、50代になったキャリーたちが登場する。
2010年公開の映画「セックス・アンド・ザ・シティ2」などでは、弁護士でもあるミランダのチャームポイントの一つが赤い髪の色だった。それが、「And Just Like That…」ではグレイヘアに変化していた。
この変化の背景を、ニクソン氏が12月8日のトーク番組に出演して明かした。
ピープルによると、グレイヘアにしたのは、脚本兼監督のマイケル・パトリック・キング氏のアイデアだったという。
ニクソン氏は監督から、「パンデミックの間、多くの女性が美容院に行くことができなかったので、グレイヘアにすると決めた。そして、それが気に入っていると言っていた。だから、(登場人物の)女性の中で誰かを選ぶとしたらミランダだと思うんだ」との考えを聞いたという。
年を重ねるとともに、白髪が目立っていくことや定期的な白髪染めに悩む人は少なくないだろう。だが、最近では白髪を生かしたヘアスタイルを選ぶ人が、日本でも出てきている。
女性の等身大の姿を描いてきた同作。続編でもコロナ禍の女性たちの考えの変化を登場人物たちに反映させているようだ。
登場人物の容姿に対する反応を巡っては、サラ・ジェシカ・パーカー氏らがVogue12月号のインタビューで考えを語っていた。
パーカー氏は「私たちに対しては、とてもたくさんの女性蔑視的なコメントがあります。そしてそれは決して、男性に対しては起きないコメントです」と強調していた。