立憲民主党の執行役員の半数が女性となった。
主要政党では異例のことで、新代表に選出された泉健太氏(47)が代表選で掲げていた「執行役員会のメンバーの半分を女性にする」という公約が実現された形となった。
代表をのぞく、12月2日と6日の両院議員総会で承認された新しい執行役員の顔ぶれは以下の通り。
代表代行 逢坂誠二
幹事長 西村智奈美
常任幹事会議長 牧山ひろえ
参議院議員会長 水岡俊一
選挙对策委員長 大西健介
政務調查会長 小川淳也
国会对策委員長 馬淵澄夫
組織委員長 吉川沙織
企業·団体交流委員長 小宮山泰子
つながる本部長代行 田名部匡代
ジェンダー平等推進本部長代行 岡本あき子
(※役員室長の後藤祐一氏は陪席)
執行役員は代表を含め12人で、このうち6人が女性。党運営の要となる幹事長に西村氏が就任したが、自民党では女性が幹事長を務めたことがなく、現在の国政政党では唯一の女性幹事長だ。
執行部、他の国政政党では…?
他の国政政党の執行部の女性比率はどうなっているのだろうか。 衆議院に30を超える議席を持つ政党を対象に調べてみた。
自民党では、総裁以下13人の執行部のメンバーがいるが、そのうち女性は高市早苗政調会長と小渕優子組織運動本部長の2人だけだった。
総裁 岸田文雄
副総裁 麻生太郎
幹事長 茂木 敏充
総務会長 福田達夫
政務調査会長 高市早苗
選挙対策委員長 遠藤利明
組織運動本部長 小渕優子
広報本部長 河野太郎
国会対策委員長 高木毅
幹事長代行 梶山弘志
参議院議員会長 関口昌一
参議院幹事長 世耕弘成
参議院政策審議会長 藤井基之
(2021年11月9日現在)
政治分野における女性参画をめぐっては、10月31日に投開票された衆院選で、当選者に占める女性の割合が9.7%となり、10.1%だった前回(2017年)を下回る結果となった。
内閣府男女共同参画局のまとめによると、衆議院における女性議員比率は、日本は190か国中168位となる。