NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で、主人公・橘安子(たちばな やすこ)役を演じている上白石萌音(かみしらいし もね)さん。
本作は、京都・岡山・大阪を舞台に、昭和から平成、そして令和にわたり、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。祖母・安子を演じる上白石さんは、朝ドラ初出演にして主演を務めることになった。
ドラマ『恋つづ』などで人気に
上白石萌音さんは、鹿児島県出身、1998年1月27日生まれの23歳。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞し、その後俳優としてデビューした。映画やドラマ、舞台に出演するほか、アニメーション映画『君の名は。』では主人公・宮水三葉を演じ、ナレーションや歌手活動も行うなど、多岐にわたり活躍している。
ドラマでは、2020年にTBSの火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』で佐藤健さんと恋人役を演じ大きな話題に。2021年にも同枠のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』でも主演を務めるなど、特に若者に人気の作品で存在感を放ってきた。
俳優の上白石萌歌さんは、萌音さんの2歳年下の実の妹。映画『羊と鋼の森』では姉妹で映画初共演を果たした。
『カムカムエヴリバディ』では、オーディションに参加し、3061人の中から安子役に選ばれた。
演じるのはどんな役? 松村北斗さん演じる稔との関係に注目集まる
NHK「連続テレビ小説」第105作となる『カムカムエヴリバディ』は、朝ドラ史上初の祖母・母・娘の3世代が主役となる。上白石さんが祖母・安子役を演じるほか、深津絵里さんが母・るい役、川栄李奈さんが娘・ひなた役で出演する。
安子は、日本でラジオ放送が始まった1925年3月22日に岡山市の和菓子屋「たちばな」に生まれる。繊維会社の跡取り息子で、英語が話せる雉真稔(きじま みのる/松村北斗さん・SixTONES)と出会い、ラジオ講座をきっかけに英語を学んでいく。
大阪の商科大学に通う稔は、地元・岡山への帰省中に安子と出会うも、夏休みが終わると大阪へと戻ることに。安子とは文通を通してやりとりを続けており、2人の今後の関係性にも、視聴者からは注目が集まっている。
岡山を舞台にした上白石さん主演の「安子編」の次は、深津さん主役の「るい編」(昭和30年代の大阪)、川栄さん主役の「ひなた編」(昭和40年代の京都)へとストーリーが続いていく。