アメリカの電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は保有するテスラ株10%を売却すべきかTwitter上で賛否を問い、日本時間11月8日午前に57.9%が売却を支持する結果になった。352万人近くが投票した。
世界有数の富豪であるマスク氏には公平な税金を負担していないとの批判があり、これを受けてTwitter投票という斬新な手法で決めたことが話題になっている。
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ブルームバーグによると、マスク氏は1億7050万株を保有。
10%を売却する場合、5日の終値に基づくと、約208億ドル(約2兆3600億円)に相当する。
マスク氏はTwitterに「最近、含み益が租税回避の手段になると言われており、私はテスラ株の10%を売却することを提案する」と投稿。閲覧者らが「はい」か「いいえ」かを投票できるようにしていた。
また、マスク氏は「私はどこからも現金で給料やボーナスを受け取っていない。株を持っているだけなので、個人的に税金を払うには株を売るしかない」とも説明していた。
ブルームバーグのビリオネア指数によると、8日時点のマスク氏の純資産は3380億ドル(約38兆円)で世界首位。
マスク氏は「投票の結果がどちらであっても、私はそれに従う」と投稿しており、今後の対応が注目される。
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