メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が日本時間の10月27日、ワールドシリーズ第1戦・アストロズ対ブレーブス戦の観客席に姿を現し、ファンからの声援に応えた。Twitterではその姿に反響が寄せられている。
大谷選手が受けた特別な表彰とは?
大谷選手は27日、「MLB・ヒストリック・アチーブメント・アウォード(コミッショナー特別表彰)」を受賞。この日の試合前にはアストロズの本拠地・ミニッツメイドパークでMLBのコミッショナーのロブ・マンフレッド氏とともに会見に出席した。
この表彰は歴史的に大きな意義のある偉業を成し遂げた選手または野球関係者に不定期で贈られるもので、大谷選手は16人目の受賞者となった。
大谷選手はシーズンを通じてメジャーの歴史を塗り替えた投打の2刀流での活躍が認められての受賞となった。日本人の受賞は2004年にシーズン最多記録の262安打を記録したイチローさん(当時マリナーズ)が05年に受賞して以来、2人目だった。
「ハリウッドスターのよう」とファンも興奮
大谷選手は受賞会見後、ワールドシリーズ第1戦・アストロズ対ブレーブス戦を観客席で関係者らとともに観戦した。その模様はNHK BS1の試合中継でも伝えられた。
試合の途中でこの特別表彰が伝えられると、ファンは総立ちで大谷選手を祝福し、大谷選手は手を振ってそれに応えた。
大谷選手が所属するエンゼルスは今季レギュラーシーズンでアメリカン・リーグ西地区の4位に終わりワールドシリーズ進出をかけたプレーオフに出場することはできなかったが、個人の活躍はワールドシリーズの舞台で讃えられるべきものだった。
Twitterでは多くの野球ファンが大谷選手の登場に反応し「手を挙げて応える姿がハリウッドスターのよう」「次はワールドシリーズの舞台でプレーする姿が見たい」「黒のスーツ・シャツ・ネクタイとかカッコ良すぎる」などと声が寄せられた。
全米野球記者協会のメンバーの投票で決まる「シーズンMVP」(年間最優秀選手)は11月に発表される。