2021/10/27 08:19 ウェザーニュース
今日27日(水)朝は、広く穏やかなで風の弱いところが多くなりました。北海道から近畿にかけての内陸部や川沿いを中心に霧が発生していて、濃いところでは視界が100m未満となったところもありました。
長野県白馬村では、この霧がだんだんと薄まっていく中で、白いアーチが見られました。これは「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。
白虹は霧解消で晴れのサイン
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通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。
一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。
太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。
霧解消の後は気温上昇へ
今日は、北海道や北陸、東海から西日本にかけては、晴れるところが多くなります。白虹が見られた長野県周辺でも、雲はあるものの日差しが届く見込みです。
日差しが届くと肌寒さは解消されて、北日本では15℃前後、東日本や西日本では20℃前後まで昼間は上がる予想です。
気温が上がるにつれて霧は解消していく見込みですが、まだ、見通しが悪い間は車の運転などに注意してください。
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