LINEとスターバックス コーヒー ジャパンは、スターバックスの「LINE公式アカウント」から商品を注文できる新たなモバイルオーダーサービス「LINE Starbucks Order & Pay(スターバックスオーダー&ペイ)」を千葉県内のスターバックス全店と東京都・神奈川県内の一部を含む約100店舗で開始しました。12月(2021年内)には全国へ展開予定です。
こちらは、あらかじめアプリで注文〜決済までを完結し、レジに並ばず商品を受け取れる──というサービス。今回の発表内容は、すでにスターバックスアプリで提供中の Mobile Order & Pay のLINE版が用意されたようなイメージです。店側で商品を受け取れる準備が整うと、ユーザー側のLINEアプリのトーク画面に通知が届きます。商品の受け取りは店舗かドライブスルー。
■オーダー手順
スターバックスのLINE公式アカウントを友だち追加し、ホーム画面のメニューから「モバイルオーダー」を選択
店舗、商品、カスタマイズを選択
オーダーを確定し、登録済みのLINE スターバックス カードで決済
商品のご用意ができたらトークで通知
受け取り番号を取得 ※ニックネームでの受け取りも可能です
店舗もしくはドライブスルーレーン(対応店舗のみ)で商品を受け取る
なお、LINEとスターバックスといえば、デジタル領域におけるイノベーションの加速化を目的とし、2018年12月に包括的な業務提携を結びました。その一環として「LINE公式アカウント」を2019年4月に開設し、LINE上でのスターバックス カードの発行を開始しました。
両者は「約2年半で、LINE公式アカウントの累計友だち数は、750万人に達し、LINEスターバックス カードの発行数は230万枚を超え、多くの生活者に愛されるプラットフォームとして成長してきた」としています。
LINEスターバックスオーダー&ペイを提供する理由については、「業務提携を開始した初期段階より、LINE上でもモバイルオーダーを求める声は多く、また昨今のライフスタイルの多様化、そして、衛生意識の高まりからもキャッシュレス、非接触サービスの利用意向は加速度的に高まっている」としたうえで、「スターバックスが持つモバイルオーダー&ペイの知見を活かしたサービスを開発し、日本人に欠かせない存在のLINEプラットフォーム上で多くの人に役に立つサービスの提供に踏み切った」と説明しています。
そして、このサービスによる効果として期待されるのが、下記2点です。
店員と客の対面時間を極力なくす
レジ待ちのストレスをなくす
昨今のご時世でこうした需要が増え、同様のサービスも認知されつつあります。例えば、日本マクドナルドの「マクドナルド モバイルオーダー」では、これまでに 「Apple Pay 対応」や「Yahoo! JAPAN アプリからPayPay支払いで20%還元」(7〜8月実施)など、ほかの決済サービスとの連携を進めています。
(2021年10月22日「スターバックスオーダー&ペイに『LINE版』 レジに並ばずコーヒー注文──12月に全国展開」より転載)
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