台風16号、今後の進路と天気は?伊豆諸島は暴風、高波、大雨に厳重な警戒を

今後、加速しながら北東へ進み、2日夜には日本の東で温帯低気圧に変わる予想だ。

大型で非常に強い台風16号は10月1日午前10時現在、八丈島の南東約150kmにあって北東に進んでいる。気象庁は、伊豆諸島では1日は猛烈な風が吹き、猛烈にしける所があるとし、暴風や高波、大雨に厳重に警戒するよう呼びかけている。

台風16号の経路図(10月1日午前10時の実況)
台風16号の経路図(10月1日午前10時の実況)
気象庁公式サイトより

気象庁によると、大型で非常に強い台風16号は10月1日午前10時現在、八丈島の南東約150kmにあって北東に進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカルで、最大瞬間風速は秒速60メートル。

午前10時40分の発表時点で、伊豆諸島に最も接近している。今後、加速しながら北東へ進み、2日夜には日本の東で温帯低気圧に変わる予想だ。

伊豆諸島では暴風となっているところがあり、1日昼過ぎにかけて、一部の電柱が倒壊したり、建物の一部が広範囲に飛散したりするおそれもある猛烈な風が吹く見込みだ。

1日に予想される最大風速(瞬間最大風速)は以下の通り。

伊豆諸島       35メートル(50メートル)
関東地方       28メートル(40メートル)
東海地方、東北地方  25メートル(35メートル)

気象庁は、特に伊豆諸島では不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒するよう呼びかけている。

また、1日は伊豆諸島や関東地方を中心に、非常に激しい雨が降る予報となっている。

2日12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで▽関東地方、伊豆諸島   120ミリ▽東北地方80ミリの予想。

気象庁では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけている。伊豆諸島では、1日は落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。

伊豆諸島と関東地方では、高波にも厳重に警戒するよう呼びかけられている。

今後予想される波の高さは以下の通り。

1日
伊豆諸島           11メートル
関東地方            9メートル
小笠原諸島           8メートル
東海地方、東北地方       7メートル

2日
関東地方            8メートル
東北地方            7メートル
伊豆諸島            6メートル

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