台風16号、発生か? 熱帯低気圧が発達、今後の進路に注意を

気象庁が、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。発生すると「台風16号」と呼ばれることになります。
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9月23日(木)15時現在、マリアナ諸島で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。

この熱帯低気圧は発達を続け、暴風域を伴って北上する見込みで、小笠原諸島に影響を及ぼすおそれがあります。その後の進路は不確定要素が大きいため、今後の情報に注意してください。

▼熱帯低気圧 9月23日(木)15時
 中心位置   マリアナ諸島
 移動     西北西 20 km/h
 中心気圧   1004 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s

世界各国の気象機関による予想
世界各国の気象機関による予想
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気象庁の予報では、この熱帯低気圧は5日後の28日(火)15時には日本の南にあって、中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/sで、暴風域を伴った非常に強い台風に発達していると予想されています。

世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、この熱帯低気圧は来週にかけて小笠原近海を通って日本の東を北上する進路をとると予測しているものが多くなっています。ただ、西寄りの進路をとるシミュレーション結果もあり、不確実性が高い状況と言えます。

進路次第では本州方面に影響を及ぼすことも考えられるため、今後の情報に注意してください。

台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
 東京都    8 %
 大東島地方  4 %
 奄美地方   2 %
 宮崎県    1 %
 鹿児島県本土 1 %
 沖縄本島地方 1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む

9月の平年の発生数は5.0、今年はこれまでに3つ発生

平年の台風発生数
平年の台風発生数
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もし次に台風が発生すると、本日発生した台風15号に続き「台風16号」と呼ばれることになります。

今年9月に入ってからこれまでに3つの台風が発生していますが、9月の台風発生数の平年値は5.0のため、ペースとしては標準的です。

一方で、9月は徐々に太平洋高気圧の勢力が弱まることで、台風が発生したときの進路が日本列島にかかりやすくなります。統計では、1年の中で台風の発生が最も多いのは8月ですが、日本への上陸が最も多いのは9月となっています。秋の台風は油断がで来ませんので、しっかり台風への備えを行うようにしてください。

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